木曜日, 10月 29, 2020
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パチンコは人材発掘の場である | お金は愛 | ダイヤモンド・オンライン

いまから29年前のこと――武蔵野社長・小山昇は毎晩悩んでいた。

まわりは暴走族上がりの落ちこぼれ社員ばかり。「勉強しろ」「すぐやれ」と言えば真逆のことをする。にっちもさっちもいかない日々が続き、勤務形態も超ブラック。社長の心も社員の心もすさんでいた。1989年社長就任時の売上は7億円。「このままいくと武蔵野は危ない」と誰もが思っていた。

しかし、2000年度、2010年度に日本で初めて「日本経営品質賞」を2度受賞したとき、運命は一変した。経営サポート事業が軌道に乗り、指導企業は700社を超え、倒産企業はゼロ、5社に1社は過去最高益に。昨年、JR新宿ミライナタワーにセミナールームをオープン。直近売上は70億円、経常利益は6億3000万円、売上高経常利益率は9.0%(販促費として8億4900万円を計上しているので、実質売上高経常利益率は21.0%)。この規模でこの数字は異常かもしれない。

売上7億円を70歳で70億円にした小山昇が、創業以来大切にするのが「数字は人格、お金は愛」という経営哲学だ。これは一体どういうことか?

話題の書籍『お金は愛――人を育てるお金、ダメにするお金』に際し、担当編集が小山昇を直撃した。すると……

「みんな【お金は愛】という意味を勘違いしている。決して金の亡者になることではない。その真逆のことを書いた。名経営者と謳われたカルロス・ゴーンもカネの魔力に溺れた。いまこそ、“生き金”と“死に金”のほんとうの意味を知っておかないと、社長も社員も大変なことになる。

この緊急事態を受け、この本は経営や仕事だけでなく、プライベートのお金の話にも深く踏み込んだ。「死に金」を「生き金」に変えた30社超の事例も載せた。これまで一切触れてこなかった“お金と子育て”“お金と夫婦”“お金と遊び”など、正直、ここまで書いていいのか迷ったが、すべて出し尽くした。私も70歳を迎え、家族が食べる分は十分稼がせていただいた。ぜひ若い人たちに“生き金”と“死に金”の分水嶺を知ってもらい、人を育てるお金、ダメにするお金の本質を知ってほしい」という。もしかしたら小山昇は真の意味で「愛の人」なのかもしれない。

なぜいま、「お金は愛」なのか。その真意を小山社長に語っていただこう。(構成:寺田庸二)。

パチンコは深い

パチンコも「勝つこと」を目的にやっています。

真剣に勝とうとしているから、

打った機種や台についてデータを取ります。

パチンコのプログラムは乱数表で動いているから

データを取っても意味がないと言う人もいますが、

それは違う。

たしかに、プログラムは乱数表で動きますが、

プログラムを組んでいる人には一定のクセがあります。

そのクセがデータからつかめれば、こっちの勝ちです。

私が一番見ているのは、

店長の玉を出す台と出さない台のクセです。

打ち方も工夫します。

玉の出が悪いときは、

パチンコ台の上皿に2500円分の玉を入れます。

通常は500円分ですが、5倍の重さが上皿に乗ると、

パチンコ台の傾斜が微妙に変わって玉の流れも変わります。

昔の台は、これで簡単に勝てた。

 

パチンコは、知識やテクニックだけでなく、集中力も必要です。

昔、社員に請われて社内向けに「パチンコ実践塾」を開いたことがありました。

月2回、社員を荻窪のパチンコ屋に連れていって指導するが、

出る台を教えてあげても、集中力が続かずに4回目あたりからフラつく社員がいる。

一方、集中力が続く社員は同じ台で何回も行ける。

ちょうどそのとき、誰を部長にするのか悩んでいたので、後者の社員を部長にしました。

パチンコで集中力を発揮できる社員は、

仕事でも集中力を発揮
する。

パチンコは人材発掘の場でもありました。

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