日曜日, 11月 1, 2020
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『Apex Legends』は、はたしてゲーミングノートPCでも快適に遊べるのか。コンパクトなミドルスペック機で検証してみた |

サービス開始から早1年と8か月。『Apex Legends』は、基本プレイ無料のバトルロイヤルFPSとしてこれまでに圧倒的なプレイヤーベースを築き上げ、多くのゲーマーから絶大な支持を集めてきた。分隊行動に重きを置いたスピーディーな試合展開と、固有の能力を絡めたヒロイックな戦闘を見事なまでに融合させたゲームデザインで人気バトルロイヤル作品としての地位を固め、昨年10月時点で全世界のプレイヤー数は7000万人を突破。さらに今年6月にはNintendo SwitchとSteam向けの配信およびクロスプレイへの対応予定が明かされたこともあり、今後『Apex Legends』がプレイヤー規模の拡大とともに、より一層の盛り上がりを見せていくことは想像に難くない。

そんな『Apex Legends』は、現在シーズン6に突入中。本作は、サービス開始当初から現在に至るまで数々のアップデートやイベントが実施されており、それに伴ってレジェンド・武器の追加やバランス調整、マップ改変などがおこなわれてきた。またシーズン6開始時にはクラフト要素が加わるなど、プレイヤー規模のみならず試合環境も刻一刻と変化している状況だ。

そんな中、気持ちよくチャンピオンに輝きたい、またダメージ面やアビリティ面でチームに貢献したいとの想いを抱くプレイヤーは多いことだろう。そしてもちろん、それらを実現するためには自身の腕を磨く必要がある。一方で、プレイ環境も重要となるのは間違いないだろう。ここで示すプレイ環境とは、映像の滑らかさやグラフィックの品質などのことだ。たとえばFPSの戦闘シーンにおいて、前者は敵への反応速度。後者は敵の視認性に密接に関わる。つまり双方が高ければ、より快適なプレイが実現でき、実力を存分に発揮できる可能性も高まるというわけだ。

そこで本稿では、『Apex Legends』を実際にゲーミングノートPCで動かし、フレームレートの値や描画性能などを検証しつつ、ありのままのプレイフィールをお届けしていく。ここで強調しておきたいのは、今回の検証に用いる機材は、ゲーミング性能を兼ね備えた“ノートPC”だということ。つまり、デスクトップPCよりも本体・ディスプレイともにコンパクトな環境で『Apex Legends』の動作を検証している。ゲーミングPCと聞くと、デスクトップPCを想起する方や、ノートPCでは快適に遊べないのではないかと懸念する方もいることだろう。では実際のところどうなのか。前述したフレームレートなどの性能面のほか、本体と一体化したキーボードでの操作感や、コンパクトなディスプレイにおける戦闘の快適さ、またプレイ全体を通して感じた印象など、ノート型PC独自のプレイ体験にも触れていく。

コンソール機からPCへの乗り換えを検討している『Apex Legends』プレイヤーはもちろん、本作を持ち運び可能なPCでプレイしたい方や、2台目のゲーミングPCを探している方などにとって、本稿がゲーミングノートPC購入のきっかけとなれば幸いだ。

お手頃な価格帯のゲーミングノートPC「G-Tune E5-D」

今回検証に用いるゲーミングノートPCは、マウスコンピューターより販売中のG-Tune E5-D。本体の基本構成としては、CPUに第3世代Ryzenから6コア/6スレッドを有するAMD Ryzen 5 3500、GPUにリアルタイムレイトレーシング対応のNVIDIA製GeForce RTX 2060を採用。ストレージには読み込み速度の高いM.2 SSD(512GB NVMe対応)を搭載しており、16GBのメモリも内蔵されている。これらすべてのパーツにおいて『Apex Legends』公式の推奨動作環境は十分に満たしており、本作をプレイするうえで申し分ない性能を有していると言える。

そして、ディスプレイ性能の高さも「G-Tune E5-D」の特徴のひとつ。コンパクトながらもリフレッシュレート144Hz駆動液晶(ノングレア)を携えたディスプレイは、滑らかな映像表現を可能とする。こうした高フレームレートへの対応は、特にスピーディーなFPS作品である『Apex Legends』のプレイにおいて、ゲームを有利に運んでくれることだろう。

OS Windows 10 Home 64ビット
CPU AMD Ryzen™ 5 3500 プロセッサー
GPU GeForce RTX™ 2060/6GB
メモリ 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル)
ストレージ M.2 SSD 512GB (NVMe対応)
チップセット AMD B450 チップセット
カードリーダー 1 (UHS-I対応 左側面×1)
液晶パネル 15.6型 フルHDノングレア(LEDバックライト)1,920×1,080 (144Hz)
外部出力 解像度 デジタル接続時 最大 3,840×2,160 1,677万色
サウンド ハイデフィニション・オーディオ
ディスプレイ 3 (HDMI/ 背面×1、Mini DisplayPort/ 背面×1、USB Type-C/ 背面×1)
USB2.0 1 (右側面×1)
USB3.1 3 (Type-A/ 左側面×2、Type-C/ 背面×1) 
ネットワーク (LAN) 1 (1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T(RJ-45) / 左側面×1)
サウンド ヘッドホン出力/ ヘッドセット(CTIA準拠 ミニジャック メス/ 右側面×1)、マイク入力(ミニジャック メス/ 右側面×1)
無線 Killer™ Wi-Fi 6 AX1650
指紋センサー 1 (Windows Hello 対応/ タッチパッド内蔵)
Webカメラ 100万画素
マウス 高精度タッチパッド
キーボード 日本語バックライトキーボード(1ゾーン設定対応 RGB LED/ 104キー/ キーピッチ約19.0mm / キーストローク約1.8mm)
スピーカー ステレオ スピーカー (内蔵)
マイク デュアルアレイマイク (内蔵)
電源 バッテリー:リチウムイオンACアダプタ:230W (19.5V), AC100V (50/60Hz)
動作時間  約 1.0時間
本体寸法 幅×奥行き×高さ(mm) 361×258×33 (折り畳み時/ 突起部含まず)
重量 約 2.71kg
価格 税別129,800円から

ここからは、実際にゲーミングノートPC「G-Tune E5-D」で『Apex Legends』の動作を検証した結果を報告していく。ただしその前に、本作の現環境について軽くおさらいしておきたい。『Apex Legends』が現在シーズン6「Boosted」に突入中であることは、冒頭にも述べたとおり。同シーズンの開始にあわせては、新レジェンドのランパート追加やワールズエッジを対象にマップ改変が実施。また戦闘面では、新たにクラフト要素が登場し、さらにすべてのアーマーが進化する仕様となった。見つけた材料を消費することで一部の装備を生成可能なことや、ダメージを与えるほど自身の耐久値が上昇していく現在の仕様を踏まえると、これまでの『Apex Legends』における全シーズンを通して、比較的アグレッシブな立ち回りや戦闘が勝利につながりやすい環境となっている。そのため、ゲーミングノートPCでのプレイにおいては、特に映像の視認性や動作の滑らかさ、操作性などが重要な点になると言えるだろう。

グラフィック最高設定でフレームレートを測定

なお、今回の動作検証は、キングスキャニオンとワールズエッジの2つのマップを通じておこなっている。両マップはその構造やロケーションなど異なる部分が多く、ゲーム内のパフォーマンスに与える影響にも差異が生じる可能性があるからだ。くわえて、各種グラフィック設定に関しては、すべて最高設定(下記参照)にし、もっとも負荷のかかる状態にしている。ちなみに『Apex Legends』自体にはベンチマーク機能は搭載されていないため、ゲーム中のパフォーマンス測定には計測ツール「OCAT」を使用。平均および最小のフレームレートを同ツールにて算出している。また、OSおよびGPU側の設定については変更を加えず、工場出荷時の状態のまま測定している。

今回の検証における各種グラフィック設定は以下のとおり。

解像度:1920×1080(ネイティブ)
視界:110
アンチエイリアス:TSAA
テクスチャストリーミング割り当て:最高(VRAM:6GB)
テクスチャフィルタリング:異方性16×
アンビエントオクルージョン品質:高
サンシャドウ範囲:高
サンシャドウディティール:高
スポットシャドウディティール:最高
空間光:有効
ダイナミックスポットシャドウ:有効
モデルディティール:高
エフェクトディティール:高
衝撃マーク:高
ラグドール:高

ではまず、キングスキャニオンでのプレイにおける、平均・最小フレームレートを見ていこう。上記の画像がその検証結果だ。『Apex Legends』はバトルロイヤル作品であり、そのランダム性(訪れるロケーションや接敵回数など)がパフォーマンスにブレを発生させる可能性を考慮し、今回は両マップとも5回のマッチにてパフォーマンスを測定している。測定中は可能な限り多くのエリアを探索し、積極的に戦闘をおこなった。その中では、次々と戦闘に直面したり、長時間接敵しないまま部隊が全滅を迎えたりなど、発生するシチュエーション自体にバラつきはあったものの、上のグラフを見れば分かるように、平均フレームレートはすべてのマッチで100fpsを超えている。さらにマッチごとの測定結果を比較しても、そこまで数値にひらきがないことが確認できるだろう。体感としても、すべてのマッチを通じてドロップシップでの出撃からゲーム終了まで、一貫して非常に滑らかに動作していた印象だ。

さらに、最小フレームレートにおいてもほぼすべてのマッチで90fpsを超えている。特に戦闘中においてはレジェンドのアビリティを多用し、射撃も積極的におこなうなど、かなり激しい動きをしていたが、その中で動作が鈍くなったと感じることは一切なかった。数値上で負荷がかかっていた場面としては、複数部隊が集まり混戦した時や、比較的オブジェクトや建物が密集しているロケーション(スラムレイクや沼沢など)を訪れた時が考えられるものの、その際もかなりスムーズなプレイを楽しめた。もちろん、敵へのエイムやアイテムの取得も滑らかに表現されており、いかなるシチュエーションにおいても存分に144Hz駆動液晶の強みが引き出されていたと言えるだろう。

続いて、上のグラフがワールズエッジにてパフォーマンスを測定した結果となる。同マップはキングスキャニオンよりも大きさが1.5倍ほど広く、遮蔽物も多め。また、全体的に高低差のある構造となっており、フラグメントイースト・ウエストをはじめ、入り組んだ建物が多く立ち並んでいるのも特徴だ。そうした環境であるため、キングスキャニオンと比べて負荷が大きくなりそうであるが、結果は一目瞭然。こちらもすべてのマッチにて、平均フレームレートは100fpsを突破している。また最小フレームレートにおいても、全試合を通じて90fps近くを保っており、先ほどのキングスキャニオンでのプレイとほぼ同水準のパフォーマンスをたたき出していることが分かるだろう。こちらの平均・最小フレームレートの方が全体的にわずかながら低いものの、プレイ中は建物やオブジェクトの密集具合、戦闘の激しさにかかわらず、試合の始まりから終わりまで非常に滑らかに動作していた。

以上2つの測定結果を見る限り、フレームレートの面において「G-Tune E5-D」では、マップの種類やゲーム内のシーンを問わず、かなり快適に『Apex Legends』を遊ぶことができると結論付けられる。また上記のパフォーマンス測定は、すべてのグラフィックオプションをもっとも高く設定しておこなったもの。つまり、最高水準の映像品質で繊細かつ滑らかなプレイが楽しめるというわけだ。もちろん視野角をはじめ、グラフィック設定を自分好みに調整することで、さらにフレームレートが向上する可能性も考えられる。これらの点を踏まえ、「G-Tune E5-D」はグラフィックとフレームレート、双方において『Apex Legends』プレイヤーのスキルを存分に引き出し、十分に満足させる性能を携えていると言えるだろう。

15.6型モニターでの視認性

『Apex Legends』の動作において、リッチな画質と滑らかなフレームレートを両立させた「G-Tune E5-D」。一方、同製品はノート型PCであり、本作を遊ぶ際に用いられる一般的なデスクトップPCやPlayStation 4/Xbox Oneと比較して、本体レベルで異なる部分は多い。中でも大きな違いとして挙げられるのは、モニターの大きさ。「G-Tune E5-D」のモニターサイズは、ノートPCとしては標準的な15.6型だ。当然ながら、20インチ超えの商品が一般的なデスクトップ用モニターやTV画面と比較すると、かなりコンパクト。そうした環境下においても、FPSゲームとしてはとりわけスピーディーかつ動きの激しめな『Apex Legends』にて、視認性という点も含み快適なプレイが成り立つのかは気になるポイントだろう。ここで示す映像の視認性とは、グラフィックの品質そのものではなく、遠くにいるキャラクターやアイテムなどを目で見たときの確認のしやすさのことだ。

結論から述べると、視認性に関しては多少の慣れが必要との印象を受けた。というのも、建物およびフィールドに元々設置されているオブジェクトなどは大きく目立つものが多い中で、遠方にいるレジェンドや一部のアイテムが際立って小さく感じる状況があったのだ。

特にその現象が顕著にあらわれるのは、アタッチメントがドロップしているシチュエーション。『Apex Legends』ではアイテムに近づくと、その種類を示すアイコンとテキストがボックス状で表示される。一方、ゲームにある程度慣れたプレイヤーであれば、遠・中距離から目視でアイテムの種類を判別することも多いだろう。しかし、画面がコンパクトだとその分アイテムのスケール感も小さく見えてしまい、遠・中距離からのアイテム判別に若干苦労することがあった。特に厄介なのが、形状がもともと小さいかつ、似たものが存在するアタッチメントだ。その代表例として、ショットガンボルトとバレルスタビライザーの判別にはいつも以上に苦戦した。もちろん、モニターが大きければ大きいほどアイテムの判別が容易になるとは言い切れない。しかし一方で、筆者のように普段20インチ超えのディスプレイで『Apex Legends』をプレイしている方にとっては、慣れるまで前述したような感覚を覚える可能性はあるだろう。

遠方にいるレジェンドの視認についても、プレイし始めは上記と同様の感覚を覚えた。たとえば、遠・中距離から突然射撃されるシーンでは、敵の姿を捉えるまでに意識して少し目を凝らす必要があると感じたほか、一部レジェンドのアビリティにもその影響が出ていたと思われる。それはブラッドハウンドとクリプトだ。全能の目でのスキャンとスパイドローンでの監視、どちらも敵のマークが可能なリコン型のアビリティ。障害物の有無にかかわらず敵をスキャンできるわけであるが、その際に表示される敵の姿にもまた少しばかりの捉えづらさを感じた。ただし、レジェンド全体の使い勝手については、コンパクトな画面であっても特段不利、または有利になるとの印象を受けたキャラクターはいなかった。前述した2名に関しても決して弱くなるというわけでなく、筆者が画面のサイズ感に慣れていなかったゆえに生じた感覚という側面が大きいことは付け加えておきたい。

ここまで少しネガティブ気味な印象を述べてきたが、実際にはしばらくプレイするうちに気にならなくなるというのが正直な感想だ。筆者と同様にデスクトップPCやTV用モニターでのプレイから移行するプレイヤーは、最初こそ多少の違和感を抱く可能性があるものの、おそらく数試合重ねればすぐに慣れがくる。また、比較的小さく表示されるピンや、テキストチャットの文字などは最初から問題なく把握でき、味方との連携もスムーズにおこなえる。数試合遊んだうえでの所感をまとめると、最初こそサイズ感に慣れる時間が必要と思われるものの、『Apex Legends』のプレイにおいて、15.6インチのモニターサイズが試合の中でネックとなるシーンは特に見られなかった。「G-Tune E5-D」では、視認性の面においても本作を快適にプレイできると言えるだろう。

キーボードの操作感

最後にキーボードでの操作感について触れておこう。今回は、マウス・キーボード操作で『Apex Legends』をプレイ。結論から述べると、非常に快適な操作性であった。それもそのはず、「G-Tune E5-D」搭載のキーボードは、キーピッチが約19mmとなっており、これは一般的なデスクトップPC用キーボードと同等のキー間隔。ノートパソコンとしては比較的余裕のあるサイズ感で、激しい動きをおこなった際も入力および操作に戸惑うことはなかった。普段デスクトップPCを扱うプレイヤーであれば、すんなり操作に馴染むことができるだろう。またキーストロークは深めで、押下感もばっちり。ただし、キー構造についてはゲーミングキーボードに多く採用されるメカニカル式ではないため、この点は好みが分かれるかもしれない。

以上がゲーミングノートPC「G-Tune E5-D」で、実際に『Apex Legends』を動かした際の検証結果およびインプレッションとなる。ここまでを振り返ると、本作は性能次第でコンパクトなノートPCにおいても十分快適にプレイすることができると言える。もともと負荷が軽い部類のFPSゲームということもあってか、デスクトップPC向けのCPUとミドルクラス帯のGPUを搭載する「G-Tune E5-D」においては、非常に余裕のある動作を見せていた。一方、本体レベルで若干気になったポイントとしては、ファンの音が挙げられる。プレイ中は割と大きめな排熱音がPC本体から発せられており、周囲の環境によってはこの部分がネックとなる可能性はある。また発熱に関しては、PC本体からはそれほど感じられなかったが、ACアダプタがかなり熱くなっていた。アダプタの置く場所には注意した方がいいだろう。

『Apex Legends』の動作において、総じて優秀なパフォーマンスを見せた「G-Tune E5-D」。ミドルクラス帯のデスクトップPCに引けを取らない各種パーツ性能と、滑らかな動きを実現する144Hz駆動液晶の組み合わせは、比較的アグレッシブな立ち回りを求められる本作の現環境にもぴったりだ。また144Hz対応のゲーミングモニターの価格相場がほとんど2万円以上することを踏まえると、コストパフォーマンス面にも優れていると言えるだろう。

そんな「G-Tune E5-D」は、こちらの公式サイトから購入可能だ。現在PS4/Xbox OneからゲーミングPCへの移行を検討中の『Apex Legends』プレイヤー、また2台目のゲーミングPCをお探し中のプレイヤーは、ぜひ同製品をゲーミングノートPCへの入り口として、購入の選択肢に含めてみてはいかがだろうか。




著者: ” — automaton-media.com

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